小田原で愛犬と泊まる宿を調べると、検索結果に箱根や湯河原の宿が混ざってきます。市内にしぼると選択肢はぐっと狭まりますが、そのぶん迷う時間も短くて済みます。
小田原市内で犬と泊まれるのは3軒です。相模湾を見下ろす高台のリゾートホテル、海辺の古民家を1棟ずつ貸し切る犬のための宿、住宅地の一軒家をまるごと借りる素泊まりの宿と、性格はそれぞれ違います。この記事ではその3軒を、愛犬の受け入れ条件と過ごし方から見ていきます。大きめの子を連れていく人にも、多頭で出かけたい人にも、どこなら泊まれるかが決まるようにまとめました。
小田原市内で犬と泊まれる3軒|受け入れ条件と最寄り駅
3軒は市内の海沿いに点在していて、2軒が小田原駅に近い本町、1軒が2駅ぶん離れた根府川にあります。まず愛犬の受け入れ条件と行き方を並べたので、連れていく子の大きさと頭数から絞り込んでみてください。
| 宿(所在地) | 愛犬の受け入れ | 最寄り駅からの行き方 | 宿のタイプ |
|---|---|---|---|
| ヒルトン小田原リゾート&スパ(根府川) | 1室2頭まで・1頭18kgまで | 根府川駅から送迎バス約5分 | 温泉とプールのリゾートホテル |
| いぬと海辺(本町) | 棟により1〜2頭・追加料金なし | 小田原駅から徒歩15分 | 古民家など3棟の一棟貸切 |
| サマサマ アイル(本町) | 10kg未満の小型犬1頭まで | 小田原駅東口から徒歩約17分 | 昭和の一軒家の一棟貸切 |
本町の2軒は小田原駅から歩いて向かえるので、車を使わない旅でも組み立てられます。一方で根府川のヒルトンは小田原駅から南に2駅離れており、電車なら根府川駅で降りて無料シャトルバスに乗り換える形になります。根府川駅にタクシーは常駐していないため、電車で向かうならシャトルバスの時刻を先に押さえておきましょう。
愛犬の条件は3軒ではっきり違う
3軒は受け入れる愛犬の条件がそれぞれ違うので、ここが最初の分かれ道になります。体重で線を引いているのはヒルトンとサマサマ アイルの2軒で、いぬと海辺は棟ごとに頭数の上限を決めています。
2頭で出かけたいなら、候補はヒルトンといぬと海辺の北館・南館です。反対に10kg未満の小型犬1頭であれば、3軒のどこを選んでも構いません。体重が18kgを超える子と出かけるなら、まずはいぬと海辺に頭数とあわせて相談してみましょう。
ワクチンの証明はどの宿でも求められます。ヒルトンは宿泊滞在同意書と接種証明書のコピーを事前にメールで送る決まりです。いぬと海辺は、1年以内に受けた狂犬病および伝染病の予防接種の記録を持参します。サマサマ アイルは狂犬病と5種以上の混合ワクチンが必要で、接種から2週間以上たっていることも条件になります。これから打つ予定なら、日程を逆算しておきましょう。
本町の2軒は隣どうしだが、運営は別
いぬと海辺は本町3-9-8、サマサマ アイルは本町3-10-7と、地図で見るとほとんど隣に並んでいます。ただし運営はそれぞれ別で、受け入れる愛犬の条件も設備も違うため、名前を取り違えたまま予約を進めないよう気をつけましょう。
サマサマは小田原市内で3棟を運営しています。愛犬と泊まれるのはサマサマ アイルだけなので、棟の名前まで確かめてから予約に進みましょう。
3軒それぞれの過ごし方
ここからは3軒を順に、愛犬とどんな時間を過ごせるかを中心に見ていきます。宿のタイプが違うぶん、滞在中の過ごし方もそれぞれ変わります。
1. ヒルトン小田原リゾート&スパ(小田原市根府川)
ヒルトン小田原リゾート&スパは相模湾を見下ろす高台に建つリゾートホテルで、愛犬と泊まれる部屋はヒルトン ドッグ フレンドリールームです。54㎡の室内には畳を敷いた一角とバルコニーがあり、窓の外には海と空が広がります。内装は東海道五十三次の小田原宿にちなんだ和モダンで、提灯やクロマツが取り入れられています。
敷地内には、宿泊者だけが使える芝生のドッグランがあります。しかもバスルームには足洗い場が付いているため、遊んだあとの汚れはそのまま部屋で流せて手間がかかりません。飼い主のほうは天然温泉の大浴場と、10種類のプールやサウナがそろうバーデゾーンを使えるので、愛犬を部屋で休ませているあいだにゆっくり温まれます。
予約するときは、部屋タイプで必ずヒルトン ドッグ フレンドリールームを選んでください。あわせて宿泊滞在同意書と、狂犬病およびワクチン注射の接種証明書のコピーをメールで送ります。これが出せないと宿泊を受けてもらえません。ロビーなどの共用部を移動するあいだはキャリーバッグかバギーを使い、愛犬の顔が隠れるようにします。
| 愛犬の受け入れ | 1室2頭まで・1頭あたり18kgまで |
|---|---|
| ドッグラン | 芝生・宿泊者専用 |
| 客室 | ドッグフレンドリールーム 54㎡・定員2〜4名 |
| 愛犬用の設備 | バスルームの足洗い場・空気清浄機 |
| 最寄り駅からの行き方 | JR根府川駅から無料シャトルバス約5分 |
| 駐車場 | 326台分 |
| 所在地 | 神奈川県小田原市根府川583-1 |
| 公式サイト | https://odawara.hiltonjapan.co.jp/ |
2. いぬと海辺(小田原市本町)
いぬと海辺は、かまぼこ通り沿いの3棟を1棟ずつ貸し切れる、犬と泊まるためにつくられた宿です。北館は築80年以上の木造をリノベーションした古民家、南館は窓の大きな洋館、東館はキッチンを備えた平屋と、棟ごとに雰囲気が変わります。しかも海辺までは歩いてすぐで、朝の散歩を砂浜から始められるのもうれしいところ。
敷地内のドッグランは全館共有で、宿泊者ならどの棟に泊まっていても使えます。南館と東館はウッドデッキからドッグランへ直接出られるため、愛犬が部屋と庭を自由に行き来できます。北館の見どころは半露天風呂のジャグジーで、ここは愛犬と一緒に浸かれる造りです。
愛犬の追加料金はかからず、決まっているのは棟ごとの頭数だけです。北館と南館なら2頭まで、コンパクトな東館は1頭までとなります。室内はどこでも愛犬が立ち入れるので、玄関に置かれたシートで手足を拭いてから上がりましょう。
| 愛犬の受け入れ | 北館・南館は2頭まで/東館は1頭まで |
|---|---|
| ドッグラン | 全館共有・宿泊者はどなたでも利用可 |
| 客室 | 北館56㎡・南館51㎡・東館40㎡の3棟 |
| 愛犬用の設備 | フードボウル・トイレシーツ・防水マットなど |
| 最寄り駅からの行き方 | 小田原駅から徒歩15分・本町バス停から徒歩3分 |
| 駐車場 | 1棟につき1台・施設に隣接 |
| 所在地 | 神奈川県小田原市本町3-9-8 |
| 公式サイト | https://inutoumibe.com/ |
3. サマサマ アイル(小田原市本町)
サマサマ アイルは、昭和の一軒家をリノベーションした一棟貸切の宿です。畳のリビングとベッドルーム2室にシングルベッドが5台あり、大人5名まで泊まれます。自炊できるキッチンと洗濯乾燥機もそろっていて、荷物を増やさずに何日か腰を据えたい人向きです。
愛犬用にはペットサークルやトイレトレー、マナーウェアまで置かれているので、持ち物は少なくて済みます。海までは歩いてすぐの静かな住宅地にあり、朝の散歩コースにも困りません。さらに3泊以上には割引があり、最大7泊まで続けて泊まれます。
泊まれる愛犬は10kg未満の小型犬1頭までで、3軒のなかでは条件がいちばんはっきりしています。留守番は原則できない決まりなので、食事は自炊にするか、愛犬と一緒に入れるお店を先に調べておくと動きやすくなります。スタッフが常駐しない非接触チェックインを採用しているため、入室方法の案内メールは当日までに目を通しておきましょう。
| 愛犬の受け入れ | 10kg未満の小型犬1頭まで |
|---|---|
| ドッグラン | 記載なし |
| 客室 | 畳のリビングとベッドルーム2室・シングルベッド5台 |
| 愛犬用の設備 | ペットサークル・トイレトレー・マナーウェアなど |
| 最寄り駅からの行き方 | 小田原駅東口から徒歩約17分 |
| 駐車場 | 1台分を無料で利用可 |
| 所在地 | 神奈川県小田原市本町3-10-7 |
| 公式サイト | https://samasama-odawara.com/samasamaaisle/ |
まとめ|3軒は用途で選び分けられる
小田原市内で犬と泊まれる3軒は、向いている旅がはっきり分かれています。温泉やプールも楽しむ滞在にしたいならヒルトン小田原リゾート&スパ。愛犬中心にドッグラン付きの一棟を借りたいならいぬと海辺で、素泊まりで何泊かしながら城下町を歩きたいならサマサマ アイルが向きます。
絞り込みが早いのは、やはり愛犬の条件からです。18kgまでの子を2頭連れていくならヒルトン、2頭で古民家を貸し切るならいぬと海辺の北館か南館が候補になります。10kg未満の小型犬1頭であれば、3軒すべてから選べます。
小田原にこだわらず範囲を広げるなら、すぐ隣の湯河原・真鶴や、神奈川県全体のまとめも用意しています。海沿いをさらに南へ下って伊豆まで足をのばすなら、下田・南伊豆のまとめも旅の下敷きになります。
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